ノルアドレナリンは、簡単にいえば神経を興奮させる物質です。ノルアドレナリンは、脳内で分泌されます。人間だけでなく動物にもあるホルモンです。ノルアドレナリンは、意欲やストレスと深いかかわりがあります。ノルアドレナリンが不足すると無気力、うつ病などの症状が生じることがあります。
ノルアドレナリンとは神経伝達物質のひとつでセロトニン、ドーパミンとともに三大神経伝達物質と呼ばれています。ノルアドレナリンは人間を始めとする動物全般で一番分泌されている神経伝達物質で外部からの刺激、いわゆるストレスを受けた時に活発に分泌されます。元々は外敵に出会った時に身を守るために交感神経を刺激して興奮状態にする役割だったのですが、それが現代社会ではストレスを受けたときに反応するようになりました。このノルアドレナリンが不足すると外部からの刺激に対して反応が低下して無反応・無気力状態になりうつ病の原因になることがわかっています。また、ノルアドレナリンが増えすぎると逆に血圧や神経が昂ぶった状態が続き躁状態を引き起こす原因となってしまいます。ですからノルアドレナリンの活動を制御する事でうつ病や躁病は抑えられるということになり、いくつかの抗うつ剤はノルアドレナリンに作用する働きのある成分で構成されています。